谷川岳・南稜他(9月13~15日)


今年6月の谷川岳南稜に引き続き、久々の岩登りは今回も南稜。初日は、南稜を2ピッチ登った所で、雨がパラついてきたので潔く撤退。二日目は予想に反して快晴の上、昨夜の雨で濡れていた岩もすっかり乾いていたため、誰もいない南稜をゆっくりと味わいながら完攀することが出来た。三日目は、幽ノ沢の偵察。空はどんよりとしていて岩場が雲に隠れることもあったけど、V字状岩壁の取り付きまでのルートを確認。こちらも折角なのでそのうち行きましょう。ついでに言うと、毎晩の刺身&焼肉も鋭気を養うにはサイコーだった。

メンバー:7名
#谷川岳一ノ倉沢へ
金曜の夜、上里SAに集合し、そこから一ノ倉沢出合のいつものキャンプ場まで移動する。ベニヤ製のテント土台の上に、8人用テントを強引に張って、その中で軽く酒を飲みつつ就寝。

天気予報では、曇りのち雨。雨になる前に帰るということで、出発の準備をする。南稜登攀隊は3人。岳樺ルート工作隊は4人。

8時出発。一ノ倉沢は霞がかかった様なような薄暗い感じ。午前中は雨が降らないことを祈りながら歩く。

テールリッジを登る。いつもながら、ここを登るのは一苦労。途中から、フラットソールに履き替える。

#南稜へ

一ピッチ目。天気があまり良くないせいもあり、中央稜、中央カンテ、南稜フランケに一組ずつ取り付いているくらいで、谷全体が閑散としている。私たちが南稜についてときには誰もいなかった(2ピッチ目を登っているときに懸垂で降りてきている人たちがいたが…)。

気合を入れて登り始めたが、2ピッチ目のチムニーを登るときに大粒の雨が降ってきたので、チムニーを登りきったところで撤退決定。しかし、夕方まで大粒の雨が降ったのはこの時くらい。

テールリッジをゆっくりと下ったこともあり、谷川キャンプ場に張ったテントに戻れたのが15時。あとは、21時くらいまで、焼肉パーティ。山で食べる肉は上手い。日が落ちてからは雨が降ってきたので、テントのフライを閉めるも、テント内の熱気で暑かった。

#再び南稜へ
中央カンテという選択肢もあったが、昨日南稜に登れなかったので、今日も再挑戦することに。2人+3人に別れて登る。

空を見てみると、曇り。雨が降ったらまた撤退となってしまうが、晴れるほうに賭けて再び出発する。7時40分。

ひょんぐりの滝からリッジを登ることなく沢沿いを進む(岳樺ルートと命名?)。これは沢登りか?という錯覚も感じるが、かなりの時間短縮。これでテールリッジの取り付きまで到達できる。

空が段々を青くなってきて、テールリッジを登っているときには青空に。今度はあまりに晴れすぎて暑い。汗をたらしながら二日連続のテールリッジを登る。

#南稜取り付きへ

朝の天気が悪かったため、今日も登攀している人たちは数えるくらい。そのため、落石も少なくすんなり南稜テラスへ。9時30分くらい。

昨日登ったチムニーを再び登る。昨日は雨で湿っていたけど、今日はそんなこともなく快適。乾いた岩の感じが気持ちがいい。

3ピッチ目。簡単だけど、ランナーを取れるところはあまり多くはないので慎重に。

笹の葉を掻き分けたところから始まる4ピッチ目。右側に回りこんでいく。

馬の背リッジ。南稜の一番のハイライトか。ここからの眺めは最高。

下の方を見ると、雪渓がまだ残っており、時々崩れ落ちる音が谷全体に響く。

馬の背リッジのあとは核心の垂直の壁。ここを乗り越え、あとは懸垂で降りるだけ。

#テントへ戻る

一箇所ある空中懸垂が面白い。くるくる回らないように踏ん張る!

あとはひたすら懸垂で、南稜テラスまで。14時半に到着。

足の爪が痛くて、ここからスニーカーに履き替え、下山。滑りやすい部分が続くので注意しながら下る。

この日の夜のメニューは刺身&肉。完登の充実感を感じながら23時ごろ就寝。

#3日目は幽ノ沢へ

3日目は、幽ノ沢の偵察。天気は昨日よりは悪い。一ノ倉沢を通り過ぎて、林道を歩く。

幽ノ沢は沢沿いを歩く。安全のため、何箇所かザイルを出す。水量は少ないが、なかなか綺麗な沢。

幽ノ沢到着。歩きにくいカールボーデンを進む。雲があって見えにくかったが、あちこちに取り付いているパーティがいた。

3人でV字状岩壁の取り付きへのルート確認をするために、みんなが休んでいる場所から3ピッチほど登る。

ルートと状況を確認後、懸垂で下る。結局は今日は青空になることはなく、ずっと曇り。

このままキャンプ場まで戻り、テントを畳み、東京に戻る。3連休だったため、大渋滞に巻き込まれるかとも思ったが、事故渋滞だけであっけなく到着。

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