穂高屏風岩東壁(雲稜ルート)


今回、南博人に初登された屏風岩東壁雲稜ルートに行ってきました。
涸沢に向かう谷の対岸に聳え立つ巨大な岩壁は高差約300m。
初めての本チャンアブミ使う者のチャレンジ、来年の事を視野に入れた岩の状況確認ということで充実した登攀ができたと思います。
メンバー:7人

一日目

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初日は横尾でテントはるのでいつものように前日移動しなくて土曜日の早朝出発とする。

新宿7:00出発にて松本9:40頃着。 そこから大型タクシーにて上高地入り。11:30

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上高地の美しい景色。

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勇ましい明神岳東稜。
冬に登りに来ようと意気投合する。

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快調に飛ばしていき横尾に2時間程で到着しました。

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遠くに屏風が見えてきました。

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横尾橋の下でBCテントを張る。

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休憩もそこそこに屏風岩基部までの偵察に出かける。

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横尾から15分位涸沢方向に進むと岩小屋跡があるので、その辺りから左方向に対岸を渡る。対岸の木に赤布があったのでそこに目指していくと、すさまじい藪漕ぎに突入。
目の前に屏風岩見えるので不安は無いが、歩きにくい事この上ない。

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横尾から2時間くらいかかってT4尾根基部に着きました。
帰りに分かったのですが沢筋を登ってきたら楽だったのね・・・
基部に明日の登攀用具をデポし、暗くなってきたので急いで帰路につく。16:30
帰り際、壁の方向から「ビレイ解除!」との声が聞こえる。
今の時間でまだ登っているの??それとも・・・

二日目

登攀日。登攀隊4人とサポート隊3人とに分かれ、登攀隊は屏風岩へ、サポート隊は涸沢に向かう。
T4尾根取付に夜明けとなるように3:30起床4:30出発とする。

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登攀隊出発前の記念撮影。

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昨晩から放射冷却によりかなり冷え込んでいる。
横尾橋にも霜が降りていて、かなり寒い。

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真っ黒な闇の中、昨日の道を辿っていく。
川を渡る倒木にも霜がついているので滑りやすくひやひやしながら渡りました。

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昨日と違い沢筋上に登ってきたのでT4尾根基部に一時間ちょっとで到着。

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T4尾根1P:Ⅳ級程度だが岩の表面に細かい霜が付いている事、フラットソールが寒さで硬くなっている事、岩が冷た過ぎて手の感覚が鈍い事で意外と悪く感じる。6:00

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登攀隊の中でも2パーティに分け機動力を上げる。

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T4尾根2P:Ⅴ級位

この後、2P分くらいコンテで上がりT4頂上(屏風ルート取付)に着く。7:40

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屏風岩

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隣では屏風岩東稜を登っているパーティがいる。

こちらも高度感がだいぶありそう。

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腹ごしらえをした後、登攀開始!!8:00

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雲稜ルート1P:5.7

グレード5.7といえど侮ってはいけない。。。 意外と悪く思えます。

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我々の後続パーティ。

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荷物は1パーティ毎に小さなバックに入れ、フォローが背負うことにしました。登攀形態はつるべにて。

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2P:5.8 写真が無かった。これも出だしが意外と悪い。

写真は3P:Ⅲ級A1(5.11C)もちろんアブミです・・・ 扇岩テラスを見る。 ボルト間隔も一定にあり登りやすい。

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3P目フォロー

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4P:Ⅳ級A1(5.10a)

高度感にビビってアブミをだしてしまう。。。 ビレイ点から少し直上し右上方向へ。

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後続パーティの3P目

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4P目を4P終了点からみる。

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トラバースがなかなかの高度感がある。

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5P:5.7
それほど難しくないが、濡れているところがあっていやらしい。
いいテラスがあったので、途中でピッチをきってしまったが小ハングのところまで一気に行った方がよい。

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6P:Ⅳ級+ 振り返ると高度感がすごい。 懸垂で下降する場合はここで終了。

我々は屏風の頭経由涸沢なので上に登攀する。

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7P:Ⅳ級位?
8P:泥のルンゼ(左上)

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最上部の終了テラスにて。14:40
後続パーティ来るまで時間があったので、ジャンピングの練習。

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いえーい!

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登攀隊メンバー:お疲れ様でした。17:10

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「屏風の頭」までがまたちょっと長い。1時間少し ハイマツが生い茂っていて荷物がひっかかり大変。

無線を涸沢にいるサポート隊に飛ばすがなかなか通じない。

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「屏風の頭」に到着。18:30 眼前に涸沢の小屋とテント村~槍の肩小屋まで明りがきれいに見える。

やっと無線が通じて今から下りる旨連絡する。 当然ながら周りは真っ黒。

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唐沢のテントに着いたのが20:00過ぎ。

行動時間15時間30分とちょいと疲れました。

三日目

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三日間とも好天に恵まれ今日もすがすがしい朝。

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涸沢小屋方面

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途中、猿の一行が道端でグルーミングしている。
あまり人を警戒しない。

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松本で東京に帰る前に「庄屋」にて打ち上げ。

今回、サポート隊の御三方ありがとうございました。

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